大和茶発祥の地

大和茶の栽培の歴史は、大同元806年に始まったと言われています。唐から茶の種子を持ち帰った弘法大師空海が、その種子を高弟堅恵(けんね)に与え、千年桜で有名な仏隆寺に蒔いたのが始まりとされています。
以来、自然条件や立地条件に恵まれた大和高原一帯は、日本でも有数の茶の産地として発展し、全国でも有数の生産量を誇ります。仏隆寺へは当庵からお車で約40分程の距離です。

  • 唐から密教と共に「お茶の種」を
    持ち帰った弘法大師空海
  • 仏隆寺本堂
    (仏隆寺 - Wikipedia)
  • 本堂前に建立の「大和茶発祥伝承地」石碑
  • 有名な仏隆寺の「千年桜」

大和園について

当庵のゲスト様にご提供していますお茶ティーバッグは、県内外品評会で数々の受賞をしている当庵と同じ大和高原にある茶農園「大和園」の「煎茶」をご提供しています。  大和園は奈良平城京のご守護「春日大社」へ新茶奉納をされたこともあり、その品質の高さを物語っています。
(大和園サイト:https://yamatoen.nara.jp/)

大和高原のお茶の長い歴史と今日まで続く伝承の技を想い、当庵滞在の思い出として是非ご自宅でもご賞味ください。

大和園 春日大社献上茶苑の風景
奈良春日大社での献茶の様子

事前に申し込めば、茶畑見学も可能。本場大和茶の広い大地と大空の下、その茶葉達が出す命の息吹と歓喜の風で癒されてください。

 
大和高原に広がる雲海を見下ろす標高300メートルにある「大和園」の茶畑全景

大和園奥中園主が丹精込めて育てた絶品の高級茶「玉露」のアミノ酸分析結果データです。 18種類のアミノ酸の「旨味成分」がその味わい深さの証明で、豊富なアミノ酸は 美容健康にもよいとされています。

お湯出し茶でも水出し茶でもその味わい深い旨味は格別です。
大和園高級茶「玉露」をご購入ご希望の方は宿泊前にご用命いただきましたら、お持ち帰りいただけます。


再生作業

伝統的茅葺家屋が再生され、絶滅寸前の日本産原種の笹百合(ささゆり)が保存されるのと同じように、大和園の奥中園主の植物への深い愛情と優れた技で、当庵「小角」の奥にある樹齢100年を超える茶畑が 「お茶の匠」によって再生されようとしています。

ささゆり庵の茶園の再生作業をする
大和園の皆さん。背後遠景にある茅葺家屋は
ささゆり庵「小角」
茅葺家屋 ささゆり庵「蔵王」の修復復元風景

伝統的日本家屋や一般農家にある茶畑を復活させることで、そこを訪れる人々が、それぞれのマイノリティーが、それぞれの固有のアイデンティーの大切さに気付くことで、 多様性世界の維持発展にお役に立てればと思います。(庵主)